アメリカの貧困層、4年連続増加

2004年のアメリカの貧困層は、4年連続で増加。総人口の12.7%に。プア・ホワイトの問題が深刻化しているらしい。

米の貧困層、4年連続で増加・人口の12.7%に(日経新聞)

米の貧困層、4年連続で増加・人口の12.7%に

 【ワシントン=吉田透】米商務省が発表した2004年の米家計調査によると、米国の貧困層は前年より110万人増え、3700万人にのぼった。貧困層の増加は4年連続で貧しい白人層の増加が目立った。総人口に占める貧困層の割合(貧困率)は前年より0.2ポイント高まり、12.7%となった。03年から04年にかけて米景気は拡大を続けていたが、雇用情勢の回復は遅れていた。雇用の低迷が4年連続の貧困層増大の一因になったとみられる。
 白人(ヒスパニック除く)の貧困率は8.6%で、前年より0.5ポイント上昇。一方、アジア系は9.8%で前年より2ポイント低下。ヒスパニックも前年より0.6ポイント低下し、21.9%だった。
 商務省の貧困層の定義によれば、4人所帯の場合、年収が約1万9000ドル(約210万円)以下、2人所帯の場合、同約1万2000ドル以下などとなっている。医療保険に加入していない人の数は総人口の15.7%にあたる4582万人で、前年よりも86万人増えた。[NIKKEI NET 2005/08/31 19:42]

で、長期的に見て、アメリカの貧困層はどうなっているかは、ちょっと古いけど、こちらの論文からどうぞ。

土肥原晋「米大統領選挙と貧困問題」(ニッセイ基礎研究所『エコノミストの眼』 2004/10/04号)

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