台風14号は、2時過ぎに長崎県諫早市付近に上陸。すでに宮崎県では、降り始めからの総雨量が1300ミリを超えたそうです。すでに年間総雨量に匹敵する雨。被害が広がらないか、心配です。
台風14号は長崎・諫早市付近に上陸、全域が暴風域(読売新聞)
台風14号は長崎・諫早市付近に上陸、全域が暴風域
大型で強い台風14号は6日午後、九州の全域を風速25メートル以上の暴風域に巻き込みながら、同2時すぎ、長崎県諫早市付近に上陸した。熊本県天草下島付近を通過し、九州西岸を北上している。
九州では、記録的な豪雨が続いており、宮崎県南郷村では、降り始めから6日正午までの降水量が1250ミリを超え、この地点の9月の月間降水量の3倍に迫っている。河川の水位が急激に上がっているところも多く、各地で土砂災害や洪水の危険が高まっている。
気象庁の観測によると、6日午後1時現在、時速30キロで北に進んでいる。中心気圧は960ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は35メートルで、中心の北東側240キロと南西側200キロの範囲が暴風域となっている。台風に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでおり、九州東部や南部では、さらに最大数百ミリが降ると予測されている。
また、9月は年間で最も潮位の高い時期のうえ、大潮とも重なっており、西日本を中心に高潮に対する厳重な警戒も必要だ。
14号は、ゆっくりした速度で北上しており、6日午後に九州沿岸に上陸した後、九州を縦断し、同日夜にも福岡県付近から日本海に抜ける見込み。[読売新聞 2005/09/06 15:15]