締め切りも終わったし、選挙も終わって、ともかく音楽が聴きたいと、サントリーホールへ行き、当日券で読売日響の定期演奏会を聞いてきました。
【演奏会情報】
- グラズノフ:英雄の思い出のエレジー(作品8)
- グラズノフ:交響曲第2番 嬰ヘ短調(作品16)
- (休 憩)
- タネーエフ:カンタータ第2番〈詩篇の朗読〉(作品36)
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー/ソプラノ:斉藤紀子/メゾ・ソプラノ:加納悦子/テノール:経種廉彦/バリトン:小森輝彦/合唱:東京音楽大学
前半2曲のグラズノフ(1865-1936年)も、後半のタネーエフ(1856-1915年)も、ロシアの作曲家。それを、ロシア人のロジェストヴェンスキーが振るという、文字通りのロシアン・プログラム。
といいつつ、正直言って、グラズノフは交響曲第5番を聞いたことがあるだけ。タネーエフはまるっきり初めてということで、それなりに期待していったのですが…。しかし、演奏された2曲は、若い時期の作品(「英雄の思い出のエレジー」が1885年、交響曲第2番が1886年)で、もちろんそれなりに“聴きどころ”もあるんですけど、交響曲第5番とはだいぶ様子が違ったようでした。(^_^;)
後半のタネーエフのカンタータは、4人のソリストと合唱付き、1時間を超える大曲です。プログラム・ノーツによれば、タネーエフは若い頃から対位法的な音楽を研究したというのですが、う?、実際聴いてみてもイマイチよく分かりませんでした…。(^_^;) いちおう歌詞の字幕がついたのですが、ひたすら神をあがめ奉るだけで、しかも同じようなフレーズを延々くりかえすだけで、字幕をつける意味があったのでしょうか? (^_^;) なんにしても3声の混声合唱がなんか重なってしまって、不明瞭。
ということで、、疲労困憊していたこともあって……でした。(^_^;)