新日本フィル第390回定期演奏会 マーラー「復活」など

コンサート3連荘! (^^;) いささかお疲れ気味ですが、今日は、錦糸町のすみだトリフォニーホールへ。

【音楽会情報】

  • クルターク:シュテファンの墓碑 作品15c
  •    休  憩
  • マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」

指揮:クリスティアン・アルミンク/ギター:長塚節/ソプラノ:天羽明恵/メゾ・ソプラノ:エリーザベト・クールマン/合唱:栗友会合唱団
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日本国民であることの誇り

「読売新聞」の世論調査。

「日本国民であることを誇りに思いますか?」の質問に、「思う」88%、「思わない」11%、また「国の役に立ちたい」と「思う」が68%を占める。

しかし他方で、日本が侵略されたら「安全な場所へ逃げる」が35.4%でトップ。「武器を持って抵抗する」は16.6%しかない。「世界の中の日本について」では「他国の顔色をうかがっている国」が73.6%、「国民の利益について」でも「国の指導者たちが、自分たちの利益を優先しがちな国」が72.9%、「国家戦略について」でも「明確な長期目標や国家戦略にかける国」71.4%という結果。

これで、なんで「誇り」に思えるのか不思議…。

日本国民であること「誇り」9割…読売世論調査(読売新聞)

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保坂修司『サウジアラビア』

保坂修司『サウジアラビア』(岩波新書)

サウジアラビアは、世界最大の産油国で、「アラブの盟主」とも言われます。「ワッハーブ派」を事実上の「国教」とする原理主義の国で、オサマ・ビンラディンもサウジアラビア出身。同時に、湾岸戦争いらい米軍が駐留し、イラク戦争でも出撃拠点となっています。にもかかわらず、議会がない、選挙も行われていない、女性は自動車を運転することも許されない等々で、欧米からは非民主国家として非難され、ブッシュ米大統領のアラブ民主化計画の標的にもなっています。

本書は、そんなサウジアラビアについて、「ワッハーブ派」とは何か、王族と宗教勢力、宗教と教育、石油と経済、女性の地位など、その実情をあきらかにしています。そして、サウジアラビアのどこにいま変化が現れているか、何に注目したらよいか、「内面の論理」にそって理解する上で、分かりやすく参考になります。

【書誌情報】著者:保坂修司/書名:サウジアラビア――変わりゆく石油王国――/出版社:岩波書店(岩波新書・新赤版964)/出版年:2005年8月/定価:本体780円+税/ISBN4-00-430964-6