石原都知事が、都議会で東京オリンピック招致を表明。
結局、大きなイベントをやることにして、税金で大規模な開発事業をやれば世の中良くなる――って、64年の東京オリンピック、70年の大阪万博いらいの古い古い「土建屋政治」のまんまですよ。
都知事、2016年以降に東京五輪招致を表明
東京都の石原慎太郎知事は20日、都議会定例会の所信表明で、「日本を覆う閉塞(へいそく)感を打破するため、ぜひ東京にオリンピックを招致したい」と述べ、改めて夏季五輪招致の決意を表明した。
そのうえで、五輪招致のためには、国立競技場(新宿区)の建て替えや神宮外苑(新宿区、港区)の再開発など、大がかりなインフラ整備が必要だとの考えを示した。
都は「ロンドン五輪」後の2016年と20年の夏季五輪の両にらみで招致を推進する方針。来月、庁内に副知事らをメンバーとする準備組織を発足させ、立候補に向けた活動を本格化させる。
石原知事は都議会での演説後、「国立競技場は古く、あんなものでは(招致)資格にならない。オリンピックのための競技場を作らなければならない。神宮の周りは再開発になる。大再開発になるだろう」と報道陣に語った。
国立競技場(5万7000人収容)は1958年建設で東京五輪の主会場となった。これに対し昨年のアテネ五輪で主会場になった競技場は7万2000人収容。一方、駐車場や補助グラウンドの整備も必要とされ、都では「競技場を核とした新たな街づくりが急務」としている。[2005年9月20日22時13分 読売新聞]