読売新聞のネット世論調査。前回総選挙あるいは前回参院選で民主党に投票した人の34%が今回は自民党に投票。
ま、もともと民主党は浮動層の支持が大きいからね。「支持政党なし」層のなかでも自民党が多数を占めているとの出口調査から、当然、予想された結果。
衆院選で「前回民主」、34%が自民に…ネット調査(読売新聞)
衆院選で「前回民主」、34%が自民に…ネット調査
衆院選後に読売新聞が実施した「衆院選ネットモニター」第3回調査(13?16日)によると、2003年の前回衆院選(比例選)と04年参院選(同)で民主党に投票した人のうち、それぞれ約3分の1が今回の衆院選(同)で、自民党に投票していたことが分かった。
逆に、03年衆院選と04年参院選で自民党に投票した人は、それぞれ8割前後が今回衆院選でも自民党に入れており、民主党に投票した人の“移ろいやすさ”が目立っている。
前回衆院選で民主党に投票した人のうち、34%が今回は自民党に投票したと回答した。今回も引き続き民主党に投票したのは、約半分の49%にとどまった。04年参院選との比較でも、民主党に投票した人の33%が今回衆院選で自民党に投票した。今回も民主党に投票したのは52%だった。
前回衆院選で自民党に投票した人は、79%が今回も自民党に投票し、民主党に流れたのは9%。参院選で自民党に投票した人も、81%が今回も自民党に投票し、民主党に投票したのは8%にとどまった。
以前、民主党に投票した人のすべてが民主党支持層とは限らず、無党派層や自民党支持層も含まれていたと見られる。ただ、「民主党支持層は他党と比べると、固い支持層が少ない」(民主党幹部)とされる特性が表れたとも言えそうだ。
調査に協力している川上和久・明治学院大法学部長は「過去、民主党に投票してきた層の多くは業界団体などに左右されない無党派に近い存在だ。自分が持つ情報で臨機応変に判断して投票しているので、今回は小泉首相の個性や郵政民営化への情熱を支持し、票が流れたのではないか」と分析している。(2005年9月23日23時6分 読売新聞)