米ニューヨークタイムズ紙に続いて、英フィナンシャル・タイムズ紙10月24日付が小泉首相の靖国参拝について社説を掲載。
日別アーカイブ: 2005-10-24
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イラク世論調査で45%が英米軍への攻撃を支持
英国防省が実施した世論調査で、45%が駐留英米軍への攻撃を支持。82%が多国籍軍の駐留に「強く反対」と回答。
米紙Christian Science Monitorが小泉首相の靖国参拝を批判
米日刊紙Christian Sience Monitorが10月21日付で、「小泉の訪問は、容易に認めがたい歴史観を持ち上げる」と題する東京特派員の記事を掲載。
Koizumi’s visits boost controversial version of history(Christian Science Monitor)
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連鎖視点からみた日露戦争
山室信一さんの『日露戦争の世紀――連鎖視点から見る日本と世界』(岩波新書、2005年7月刊)を読み終えました。
今年は、日露戦争100年ということで、いろんな本が出ていますが、本書は、<1>日露戦争をはさむ1世紀――つまり1855年の日露和親条約の締結から、1955年の日ソ交渉の開始までの1世紀――を、どうして「和親」から始まった日露関係がわずか50年で開戦にいたったのか、そして、その後50年の間に日本はアジアへ侵略を拡大していったのはどうしてかをたどり、また、<2>日露戦争を出発点とする1世紀を、「戦争と革命の世紀」の20世紀として、また「アジアとの交流と断絶の20世紀」として、ふり返っています。
そのための方法というのが「連鎖視点」なのですが、それは、歴史のなかで生起する「あらゆる事象を、歴史的総体との繋がりの中でとらえ、逆にそれによって部分的で瑣末と思われる事象が構造的全体をどのように構成し規定していったのか」を考えるというもの。人と人との出会いや、出来事の繋がりで、歴史の「意味」を探ろうというもののように見受けました。
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