有識者会議が女性・女系天皇を認めることを全会一致で決めたことを受けて、小泉首相が、来年の通常国会への皇室典範の改正案提出にむけて準備を進めていることを表明。
女性・女系天皇容認の結論になることは予想していましたが、来年の通常国会で皇室典範の改正をやってしまうつもりだったとは…。
女性・女系天皇を容認・政府が法案提出へ
小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(吉川弘之座長)は25日の会合で、女性天皇や、母方が天皇の血筋を引く女系天皇を認めることを全会一致で決めた。継承者の安定的な確保には「男系男子」に限っている現行制度の維持は困難だと判断した。今後は具体的な継承順位や皇室の範囲について意見集約し、11月中に最終報告をまとめる方針だ。
政府は有識者会議の結論を受けて皇室典範の改正に向けた検討作業に入る。小泉首相は同日、首相官邸で記者団に、皇室典範の改正案の来年の通常国会への提出の可能性について「その方向で準備を進めている」と述べた。皇室典範の改正で女性・女系天皇が認められた場合、皇太子さまに次ぐ皇位継承者は長女の愛子さまとなる。
吉川座長は会合後の記者会見で、制度を見直す理由について「現行制度では将来必ず継承者不足が生じる。制度を安定させるには女性・女系天皇を受け入れるしかない」と説明した。[2005/10/25 22:18]
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