自民党、増税に向け陣構え

自民党の税制調査会長に、「筋金入りの財政再建論者」といわれる柳沢伯夫元金融相の起用が決まったらしい。

自民が「消費税シフト」 柳沢氏の税調会長起用で(河北新報)

自民が「消費税シフト」 柳沢氏の税調会長起用で

 自民党は、政府、与党の税制改革論議を主導する党税制調査会長に柳沢伯夫元金融相を起用することを9日の政調正副会長会議で正式に決める。これで来年以降の最大の政治課題となる消費税率引き上げに向けた「陣形」が整う。柳沢氏が消費税の福祉目的税化、税率大幅アップを唱える「筋金入りの財政再建論者」(党関係者)であるためで、党内の引き上げ論が加速するのは間違いない。
 税調会長はこれまで「税調のドン」と呼ばれた故山中貞則元通産相ら税制に精通した大物議員が就いた。関係業界や政府、与党の要望を踏まえた利害調整を一手に引き受け、年末の税制改正大綱を最終決着させる「並の閣僚よりもはるかに大きな権限を持つ」(閣僚経験者)重量ポストだ。
 2006年度税制改正に向けた税調論議は今月中旬から本格化し、所得税と個人住民税の定率減税廃止や、低税率が適用されている「第3のビール」の増税、道路特定財源の見直しなどが焦点。[河北新報 2005年11月06日日曜日]

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