今度はインドだ! ということで、榊原英資・吉越哲雄『榊原英資 インド巨大市場を読みとく』(東京経済新報社)を読んでいます。
現在の人口10億、今後の経済成長率5?7%が見込まれ、すでに年間所得3000米ドル以上の階層が1億5000万人以上(つまり、日本の人口以上)。物価は日本の5分の1から6分の1ということなので、日本で言えば1人当たりの年収150?180万円、夫婦で300万円を超える計算になる。1991年の「新経済政策」で、市場開放を実施。IT産業の成長は有名ですが、自動車、家電などでも巨大な市場が広がりつつある、というのが榊原氏の主張。
そう思ってみると、榊原氏は、最近、いろいろとインドものを書いてますねぇ…。
竹村健一・榊原英資『インドを知らんで明日の日本を語ったらあかんよ』(PHP研究所、11月刊)
榊原英資『インドIT革命の驚異』(文春新書 、2001年5月)
アジアの巨大市場というと中国がありますが、インドはそれに負けない巨大な可能性を持っているという訳です。その中国とインドが国境紛争を解決し、インドとパキスタンも緊張緩和に向かいつつあって、経済発展の可能性と紛争の平和的解決の巨大な流れがつくられつつある。ということで、つぎはインドかも知れません。(^_^;)
【書誌情報】書名:榊原英資 インド巨大市場を読みとく/著者:榊原英資、吉越哲雄/出版社:東洋経済新報社/出版年:2005年5月刊/定価:本体1700円+税
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