姉歯氏以外にも構造偽装か?

木村建設が関与し、姉歯氏以外が構造計算を担当したホテルの中に鉄筋量の少ないものがあり、国土交通省が地方自治体を通じて調査へ。

鉄筋少ない物件、他にも 国交省が調査へ(朝日新聞)

鉄筋少ない物件、他にも 国交省が調査へ
[asahi.com 2005年12月16日12時18分]

 マンションなどの耐震強度偽装問題で、国土交通省は16日、木村建設などが関与し、姉歯秀次元建築士以外の業者が構造設計を担当したホテルに鉄筋量の少ないものがあると発表した。強度偽装の可能性もあり、他より優先して物件の特定を進め、耐震強度を確認する。
 木村建設の篠塚明元東京支店長が14日の衆院の証人喚問の際に提出したホテル31棟の資料の中に、姉歯元建築士以外の業者が構造設計をした15棟も含まれていた。資料は、97?04年に着工した31棟の「積算対比表」。物件名は黒塗りされていたが、それぞれ延べ床面積当たりの鉄筋重量やコンクリート量が一覧表で記されていた。
 うち16棟は姉歯元建築士が手がけていたが、残りの中に、姉歯元建築士がかかわったホテル並みかそれ以下の鉄筋量だったものもあった。構造計算の専門家は「鉄筋量だけで強度が低いとは判断できない」としている。
 16日午前の閣議後記者会見で、北側国交相は「『姉歯』以外に、鉄筋が非常に少ないものがあると判明した。木村建設のしかるべき方からよく事情を聴きたい」と述べた。

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