北九州市のホームセンター大手「ナフコ」が、残業代未払いで労基署の調査を受け、総額2億4000万円を「慰労金」のかたちで支払うことに。
労基法違反で書類送検されていたというのだから、相当悪質かも。「サービス残業が実際にあったかどうかは分からないが」というあたりが、いかにも弁解じみていて歯切れが悪い。
サービス残業で「慰労金」 ナフコが2億4000万円支給(共同通信)
サービス残業で「慰労金」 ナフコが2億4000万円支給
ホームセンター大手の「ナフコ」(北九州市)が、従業員にサービス残業をさせていた可能性があるとして、従業員の約9割の1084人に2億4390万円を支払っていたことが29日、分かった。
ナフコは昨年9月、北九州市内の3店舗で残業代を一部支払わなかったとして北九州東労働基準監督署から労働基準法違反容疑で書類送検された。同社は労基署の調査開始後に、全店舗(当時約150店)の従業員を対象に2002年度と03年度のサービス残業の調査を実施。その結果、約1億5000万円の申告があった。
同社は管理職の店長らの額も算定して加え、対象の1084人に均等に22万5000円を「勤務慰労金」として支給した。
同社は「サービス残業が実際にあったかどうかは分からないが、勤務時間の管理が甘かったのは事実。反省の意味も込めて慰労金を支払うことにした」としている。[共同通信 12月29日13時16分更新]