ウクライナ、ブルガリア両国防省が、12月27日に、イラク派遣部隊の絶対完了を発表。
ウクライナなど撤退完了を発表 イラク駐留部隊
[中日新聞 2005年 12月 29日]【モスクワ=常盤伸】ウクライナ、ブルガリア両国防省は27日、イラク駐留部隊の撤退が完了したと発表した。両国部隊は駐留延長を決めたポーランド指揮下で活動していた。ウクライナは50人が軍事顧問として残留して、イラク軍兵士の訓練などに協力するという。
ウクライナは2003年8月から、中東欧諸国の中でポーランドに次ぐ約1600人規模の部隊を中部クートなどに派遣。しかし爆弾テロなどにより犠牲者が増加し、今年3月に全面撤退を決め段階的に撤退していた。
約450人の部隊を派遣していたブルガリアも、兵士などに20人近い犠牲者が出たことから、駐留反対の世論が高まった。6月の議会選で即時撤退を主張する旧共産党系の野党、社会党が第一党になったが、イラク暫定政府の要請で、15日のイラク国民議会選後に撤退を開始していた。