今日は、午後から上野へ。文化会館≪響の森≫vol.20のニュー・イヤー・コンサートに行ってきました。飯森範親さんの指揮、東京都交響楽団の演奏で、チャイコフスキー・プログラムです。
歌劇「エフゲニー・オネーギン」より「ポロネーズ」
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
(休憩)
交響曲第4番 ヘ短調 op.36
ソリストは、ロシアのアナスタシア・チェボタリョーワ。
まあ、まだお屠蘇気分のコンサートですから、そんな必死になって聴く必要もないのでしょうが、やっぱり上野はお客さんは別格のようです。でかい紙袋2つを下げて、ぎりぎりに席に入ってきたオッサン(何で、そんな荷物をもってくるの?!)が、演奏が始まってから、マジックテープをはがすバリバリという大きな音をさせて、オペラグラスを取り出す。隣の爺さまは婆さまと「プログラムが読めんのだよ」と喋る(こんな有名な曲で、なんで演奏中にプログラムを読む必要があるんだ!!)。家族連れのガキは途中で飽きてお母ちゃんに甘え出す。飴の皮むき音がしたのはいうまでもない。もう散々。
演奏の方はというと、飯森さんがともかく張り切りすぎ。(^^;) プログラム自体が派手派手なものばかりだとはいえ、そこまでオーバーアクションしなくてもよいのでは? オケの編成がそんなの大きくないのに、指揮台から転げ落ちそうな勢いで振りまくってました。アナスタシアさんも、そんな飯森さんに気圧されたのか、いまいちのりが悪い? という感じでした。
う〜む、前回の≪響の森≫のときに、とりあえずニュー・イヤー・コンサートもいいかと適当にチケットを買ったのが悪かったのかなぁ? 都響&上野の組み合わせは、どうやら僕には鬼門のようです。
追記:
演奏会がイマイチだったというと、友人のD君は「ソリストがアナスタシア・チェボタリョーワなら、目の保養にはなったでしょう」と言っていましたが、これがまた“看板に偽りあり”で、チラシに載った彼女の写真は、数年前のものじゃないか? と疑りたくなるほど。う〜む…
【音楽会情報】
指揮:飯森範親/ヴァイオリン:アナスタシア・チェボタリョーワ/管弦楽:東京都交響楽団/主催:東京文化会館/協力:東京都交響楽団