政府、経済格差の拡大を否認

経済活性化のためには多少の格差もやむをえないと言うならともかく、経済格差の拡大そのものを否認してしまったのでは、「負け組」は切り捨てられっぱなしで救われません。

経済格差「確認できない」/内閣府、関係閣僚会議で(四国新聞)

経済格差「確認できない」/内閣府、関係閣僚会議で
[四国新聞 2006/01/19 18:52]

 19日開かれた月例経済報告に関する関係閣僚会議では、所得などの経済格差拡大について、内閣府から「統計データからは確認できない」とする資料が示された。
 公明党や野党から、格差への対策を求める声が広がっているため、それらを意識して提出したものとみられる。閣僚会議出席者からは「最近の数値が示されていない。現状認識にも触れるべきだ」などの批判も出た。
 資料は、職業の有無によって所得格差が大きい高齢者世帯や、所得の少ない単身世帯の増加が、見かけ上格差を広げていると分析。国民の中流意識はこの10年間はほとんど変化がなく、欧米よりも高い水準にあると指摘している。
 ただし、学業や仕事にも就かない若者(ニート)やフリーターの動向には注意が必要とし、自立支援が重要だとした。

で、配られた資料というのはこちら↓(pdfファイルが開きます)
http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei-s/0601.pdf

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