テレビで宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」を見ました。学生の頃に20数回も見て、すべてのシーン、すべてのセリフを覚えてしまったほどで、若気の至りで、ナウシカ論なるものを本気で書いたこともありました。(^^;)
しかし、今回あらためてテレビで見て、学生の時のような“感動”を覚えないことに、ちょっと驚きました。
まあこっちが歳をとってしまったと言えばそれまでですが、9・11、とくにアフガニスタン戦争、イラク戦争のあとになってみると、未来に仮託された“破壊”がけっして空想のことではなくなってしまったような思いがして、ナウシカを“物語り”として楽しめなくなってしまった、というのが率直な感想です。
でも、そう思いつつ、結局、最後まで見てしまいました。宮崎駿監督の作品は、このあと「天空の城ラピュタ」あたりがピークで、その後は方向性を見失っておられるのではないかと思われ、残念でなりません。
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