本日、あるお方の新築された書庫を拝見する機会を得ました。
白木の香りも新しい書棚に整然と配列された本を見せていただきましたが、マルクス、エンゲルス、レーニンなどの著作や『資本論』草稿、新MEGAなどとともに、自然科学、小説、マンガまで、ずらり並んだ様子に圧倒されました。僕なんか、狭い部屋のスチール書架に、前後2列に(一部はその上の空間にも)本を並べて、前の本をどけないと後ろに何が並んでいるかも分からないような状況とは違って、各棚に1列ずつ本が並んでいるのは、やはり使いやすい、と、ごく当たり前のことに感動しました。(^^;)
しかし、時代小説からSF、マンガ、自然科学まで多分野にわたっているとはいえ、社会科学系に限ってみると、思ったほど本が多くなかったというのが少々意外でした。もちろん、本が少ないといっても、この方のこれまでの研究成果の大きさに比べたら、ということですが。むしろ、これはという肝心要の文献をしっかり押さえて、それを確実にこなして、骨太な議論を展開している、ということなのでしょう。とりあえず何でも買い込めばよいというものでないことを痛感…。
でも、何が肝心要の本なのかは、結局、あれこれたくさん本を読んでみるしかありません。(^^;)
そう思って、トホホ…の本を含め、あれこれ本を買い漁る自分を慰めて帰ってきました。