米軍が、沖縄の海兵隊のグアムへの移転に関連して、マリアナ諸島に訓練施設を整備し、自衛隊と共同訓練をやる構想を進めているとのニュース。
確かに今も、沖縄で自衛隊と米海兵隊の訓練はやられてますが、海外の米軍施設で日常的に共同訓練をやるとなると話は別。しかも、訓練の相手は、米軍の海外侵攻作戦の先頭をきる海兵隊。自衛隊にも、海兵隊と同様の侵攻作戦をやらせようという計画はまっぴらご免です。
米 海兵隊移転で新訓練施設
[NHKニュース 02/06 08:41]アメリカ国防総省は在日アメリカ軍の再編で、海兵隊を沖縄からグアムに移転させる計画に伴い、マリアナ諸島に自衛隊も参加できる訓練施設を整備する構想を進めており、今月にも日本側に示して資金面で協力を求める方針です。
日米両政府は、在日アメリカ軍の再編をまとめた中間報告で、沖縄に駐留する海兵隊7000人をグアムなどへ移転する計画で合意しています。これに伴い国防総省は、グアムだけでなくテニアンやサイパンなどマリアナ諸島に「沿岸戦闘用」などの訓練施設や、海兵隊が暮らすための福利厚生の施設を整備する構想を進めています。国防総省の担当者はNHKの取材に対して、自衛隊も参加できる訓練施設を整備する方針で、具体的にどのような施設で、費用がどのくらいかかるのか、詳細を今月にも日本側に提示して、資金面で協力を求めるとしています。グアムでは、これまでも自衛隊がアメリカと合同の軍事演習を行っていますが、アメリカとしては、グアムを中心とするマリアナ諸島を大規模な演習場として整備することで、日米同盟を強化する場にしたいとしています。これに対し日本側は、より多額の資金拠出を日本側に求めるねらいがあるのではないかと警戒しており、アメリカが求める予算の規模をめぐって、日本国内で議論を呼ぶことも予想されます。
米側の狙いとしては、自衛隊も訓練に参加させると言うことで、日本政府に訓練施設整備のカネを出させようということもあるのは確かです。しかし、カネの問題だけではすまない問題ですよ。