トリノオリンピックで大健闘した日本女子カーリングチーム。今日の「東京新聞」夕刊には、「ファンが急増」という記事が載っています。
そこに東京都カーリング協会というのが紹介されているのですが、そのホームページを見ると、東京カーリングクラブというクラブがあって、試合もやっているんですね。知りませんでした。(^_^;)
チャンスがあったら、一度でいいからあのストーンを滑らせてみたいですね。←にわかファン
氷上のチェスカーリング ファンが急増
トリノ冬季五輪で強豪国を相手に奮闘したカーリング女子の日本チーム。準決勝進出は果たせなかったが、連日、試合ぶりが放送され、にわかにファンが増えている。東京の競技団体には、初心者向け講習会の応募者が殺到しているほか、ホームページ(HP)にも、膨大なアクセスが集中。関係者は「カーリングの面白さを知ってもらい、東京の競技人口を増やせれば」とうれしい悲鳴を上げている。
「東京都カーリング協会」の倉本憲男事務局長は、「前回大会とは比較にならないほど大きな反響がある」と話す。昨年までの五年間で、同協会のHPには約10万件のアクセスがあった。ところが、トリノ五輪の日本女子チームの試合がある日は連日、3000件以上のアクセスが寄せられる。「競技を体験したい」という問い合わせメールも激増しているという。
倉本事務局長は、日本女子チームのはつらつとしたプレーぶりに加え、「今大会は生中継が目立ち、駆け引きの面白さなど試合の魅力が存分に伝わっている」と人気急増の要因を分析する。
同協会では都内のリンクで初心者向け講習会を開催しているが、申し込みが殺到しパンク状態。「1回20人程度しか指導できないが、4月や5月の講座は1講座あたりの人数や回数を増やすなど考えたい」と対応策の検討を始めている。
カーリングは北海道や長野で盛んだが、「東京は通年利用できるリンクが多く、競技人口が多い」(倉本事務局長)。寒冷地の選手も夏場に練習場を求めて、東京に出向いてくることもある。同協会は1983年の設立以来、選手が着実に増え、現在、約130人が登録。愛好者レベルまで含めると200人を超す。
倉本事務局長は「中高年になって始める人も多く、世代を超えて楽しめる」とアピールする。同協会のHPはwww.tokyocurling.com/<メモ>
カーリング ハンドルの付いたストーン(約20キロ)を氷上に滑らせるように投げ、標的に近づける競技。試合は1チーム4人で戦われ、相手チームと交互に計16個を投げて1エンド。ハウス(直径3.66メートル)の中心近くにストーンを残したチームに、得点が与えられる。相手のストーンより中心近くに集めると2点、3点と得点が増える。10エンド戦い、合計得点を競う。
ストーンのコースやスピードを修正するため、選手がブラシやブルームで氷をゴシゴシこする動作(スイーピング)がユーモラス。最後の一投での逆転技があるほか、次のエンドで有利な後攻をとるため、わざと負けるなど頭脳戦も展開され、「氷上のチェス」と呼ばれる。
16世紀、スコットランドが発祥といわれ、五輪では1998年の長野大会から正式採用。