最近、ちょいと気になるのが、コンサートの座席のランク分け。同じサントリーホールでも、オーケストラによって違っています。ともかく最近は、やたらS席が広すぎませんか? これじゃSpecialな席じゃなくてStandardのSじゃないかと思うほど。
そんななかで、都響が今シーズンからランク分けを見直して、1階の最前列や壁際2列をB席にしたほか、2階正面席でも後ろ3列はB席、RD、LDはセンターに近い方がB席で通路より壁側がC席になりました。RDやLDのB席もしくはC席というのは、かなり“お買い得”かも知れません。
読売日響はAランクから始まってますが、1階席前列がC席、2階席の一番後ろもわずかだけれどC席が確保してあります。RD、LDの後ろ半分もC席です。
東フィルの場合、サントリー定期では1階席はB席なしですが、2階正面席の後ろ3列とRD、LDの後ろ半分はB席になっています。
新日本フィルのサントリー・シリーズでも、2階席の一番後ろはB席になっています。RD、LDも後ろ半分はB席です。(ちなみに、トリフォニー・シリーズの場合、3階席後ろのC席はシーズンチケットなら1回3,000円の格安席ですが、その割に非常にいい席なので、本当に“お買い得”です)。
新日本フィルハーモニー交響楽団:サントリーホール・シリーズ:座席表
東響も、サントリー定期では、1階前2列と最後列、2階正面席とRD、LDの後ろ3列はB席になっています。
そんな中で、日フィルのサントリー定期は、1階はS席とA席だけ。2階も正面席は最後列までA席、RDやLDもA席のみです。B席は舞台横だけで、C席に至っては舞台斜め後方に左右各20席ほどあるだけです。こんなのは、あとはN響のサントリー定期だけ。「市民と共に歩むオーケストラ」にふさわしく、もう少し考えてもらえないものでしょうかねぇ…。(僕自身、日フィル協会員なので、こんな苦言を呈したくはないのですが)