岡山県警の警察官のパソコンから捜査資料が流出した事件。この警察官が、職場でパソコンの情報管理を指導する担当者だったことが明らかに。
やっぱり…。
使用禁止後も漫画や音楽収集
[NHKニュース 03/08 05:36 ]岡山県警察本部の警察官のパソコンから捜査資料がインターネットに流出した問題で、この警察官は職場でパソコンの情報管理を指導する担当者を務める一方で、使用が禁止されていたWinnyというソフトを使って漫画や音楽などをインターネットで繰り返し集めていたことがわかりました。
この問題は、岡山県の倉敷警察署の警察官の私物のパソコンからおよそ1500人の個人情報を含む捜査資料がWinnyというソフトを通じてインターネットに流出したものです。関係者によりますと、この警察官は職場でパソコンに詳しい職員が選ばれる「情報セキュリティー指導員」を担当し、ほかの警察官にパソコンの情報管理を指導する立場にあったことがわかりました。その一方で、この警察官は2年ほど前からパソコンでWinnyを使い始め、警察内部で情報の流出につながるとして使用禁止が指示されたあとも、漫画や音楽などをインターネットで繰り返し集めていたということです。問題の捜査資料が流出したのは先月末とみられ、警察では指示に違反してWinnyを使い続けるうちにパソコンがウイルスに感染して資料が流出したものとみて詳しく調べています。
この手の事件・事故は、「オレはコンピュータに詳しいから」という思い上がりと油断が招くことが多い。
また、まわりよりコンピュータに詳しいとなると、「オレは特別」「どうせ誰にもばれない」とい思って、結局、管理者が一番管理規則を守らなかったりするもの。現場の情報管理を特定個人に任せっぱなしにするのが一番危険です。