札幌銀行で、サービス残業で札幌中央労基署の勧告を受け、社内調査を行った結果、2年間で約2億円の賃金が不払いになっていたことが判明。
同行は、2年前にもサービス残業が発覚し、今回で是正勧告は2度目。「是正した」といいながら、サービス残業体質は改善されていなかったようです。
<サービス残業>650人に2億円の賃金不払い 札幌銀(毎日新聞)
<サービス残業>650人に2億円の賃金不払い 札幌銀
[毎日新聞 3月2日13時38分更新]札幌銀行(本店・札幌市)は2日、行員のサービス残業で約2億円の賃金不払いがあったと発表した。昨年11月、札幌中央労基署の是正勧告を受け、社内調査をしたところ明らかになったもので、不払いは2年間で約650人に上り、1人平均約30万円。月内に全額を一括精算する。
同行のサービス残業は04年5月にも札幌市東区の栄町支店で発覚しており、是正勧告は2回目。調査は道内全63店の700人を対象に自己申告させて行ったが、不払いは長いケースで月平均10時間程度に上ったという。
同行は「2年前の勧告を受けて管理を徹底したつもりだったが、不十分だった。職員同士による相互チェック機能を高めるなどして厳正化したい」(管理統括本部)と話している。【昆野淳】