今日は午後から、シンポジウム「歴史教科書いままでとこれから」に参加してきました。参加者は80名を超え、会場はいっぱいで熱気にあふれていました。
昨年は、「つくる会」の教科書採択をめぐって全国で大きな運動がおこなわれ、結果として、「つくる会」の歴史教科書の採択率は0.4%に終わるという成果をおさめました。同時に、その取り組みの中で、歴史教科書をめぐる問題は、「つくる会」の教科書の問題にとどまらないことも明らかになった、ということで、今回のシンポは、問題を深めつつ、継続的に議論をしてゆきたい、その手始めとして企画されたものです。
報告は以下の通り。
- 教科書づくりの30年/下山繁雄(元教科書編集者)
- 教科書問題のいまとこれからの課題/吉田典裕(出版労連)
- 新中学校歴史教科書の比較検討/歴史学研究会・教科書ワーキンググループ
- 社会科教科書の検定実態/西川正雄(社会科教科書懇談会)、石山久雄(歴史教育者協議会)
全体として、現在の教科書検定の実態が多面的に明らかにされたシンポだったと思います。
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