沖縄市長選、革新共闘・東門美津子氏当選

岩国市長選挙に続いて、沖縄市長選挙でも、革新共闘の東門美津子氏が当選。

自民党は、岩国、沖縄の2市長選で負けただけでなく、衆院千葉7区補選でも、中川政調会の次男が立候補した東広島市長選でも敗北。地方の“地殻変動”はやっぱり進んでいる、ということか?

沖縄市長に前衆院議員・東門氏、沖縄県初の女性市長(読売新聞)
千葉7区補選、民主・太田氏が当選(読売新聞)
東広島市長選、中川・自民政調会長の二男敗れる(読売新聞)

沖縄市長に前衆院議員・東門氏、沖縄県初の女性市長
[2006年4月23日22時31分 読売新聞]

 沖縄県沖縄市長選は23日投開票され、新人の前衆院議員・東門美津子氏(63)(無=民主・共産・社民・自連合推薦)が、新人の前市議・桑江朝千夫(さちお)氏(50)(無=自民・公明推薦)を破り、初当選した。
 東門氏は同県内では初の女性市長となる。
 東門氏は、昨年10月の在日米軍再編中間報告に盛り込まれた嘉手納基地(沖縄市など3市町)の自衛隊との共同使用に反対している。

千葉7区補選、民主・太田氏が当選
[2006年4月23日23時21分 読売新聞]

 衆院千葉7区補選は23日、投開票が行われ、民主党新人の前千葉県議、太田和美氏(26)が、自民党の前埼玉県副知事、斎藤健氏(46)(公明党推薦)ら4新人を破り、初当選した。
 今回の選挙は、「小泉自民党」には最後、民主党には小沢代表の初の選挙となり、注目を集めた。補選で自民党が民主党に敗れたのは、2003年4月(衆院東京6区)以来。
 民主党は、「偽メール」問題で失速した党勢の立て直しに向けた第一歩となった。医療制度改革法案など重要法案が残る終盤国会では、自民党との対決路線が強まりそうだ。
 今回の補選は、自民党前議員の松本和巳氏が自派の公職選挙法違反事件で辞職したことを受けたものだ。投票率は49.63%で、昨年9月の衆院選(64.75%)を15.12ポイント下回った。
 太田氏は「負け組ゼロ」を公約に掲げ、「反対者を切り捨てる小泉政治よりも、友愛の政治を」と訴えた。自転車で選挙区内をくまなく回って若さをアピールし、無党派層などから幅広く支持を集めた。
 「偽メール」問題で逆風を受けていた民主党は、小沢氏の代表就任を機に攻勢に転じた。小沢氏は今回の補選を「政権交代の一歩」と位置づけ、選挙区に計4回入って地元の企業や団体を丹念に回った。太田氏と一緒に自転車に乗るパフォーマンスも披露した。
 菅代表代行、鳩山幹事長ら党幹部も「社会格差が広がった」などと小泉改革を批判し、政権交代の必要性を訴えた。小沢氏の政治手腕に期待する有権者も多く、「小沢効果」が太田氏の勝利の一因になったと見られる。
 一方の自民党は、武部幹事長が毎日のように選挙区に入り、陣頭指揮を取った。小泉首相も公明党の神崎代表とともに街頭に立った。「ポスト小泉」候補と言われる安倍官房長官らを投入したほか、昨年の衆院選で初当選した「小泉チルドレン」も大量に動員する総力戦を展開した。
 公募で選ばれた斎藤氏は「小泉改革の継続」を訴え、経済産業省、副知事時代の行政経験をアピールした。自民党本部も小泉総裁名で地元市議に協力要請の電報を打つなど全党的な支援態勢をとり、公明党も全面的に協力したが、“落下傘候補”に対する地元の反発は根強く、無党派層への食い込みも今一つだった。
 共産党の徳増記代子氏らは、支持を十分に広げることができなかった。

東広島市長選、中川・自民政調会長の二男敗れる
[2006年4月23日23時10分 読売新聞]

 広島県東広島市長選は23日投開票され、前県議で新人の蔵田義雄氏(54)(無所属)が、自民党の中川政調会長の二男で、元秘書の新人の中川俊直氏(35)(同)を破り、初当選を決めた。投票率は51.08%。
 蔵田氏は、市議1期、県議2期の経験から、「即戦力」をアピール。財政再建や行政情報システムの構築など7項目の公約を柱に、農林業の活性化や福祉施設の充実などを訴え、中川政調会長や安倍官房長官らの応援を受けた中川氏を退けた。
 蔵田氏は県立広島商高卒。東広島市八本松町。

沖縄市長選、革新共闘・東門美津子氏当選」への1件のフィードバック

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