フランス映画の悦楽 「美しき運命の傷跡」

エマニュエル・ベアール(「美しき運命の傷跡」)

日曜日、若杉&東フィルのコンサートのあと、同じBunkamuraのル・シネマで、フランス映画「美しき運命の傷跡」を見てきました。(今年4本目)

主演は、「彼女たちの時間」「8人の女たち」「恍惚」のエマニュエル・ベアール。彼女の演ずるところの長女ソフィは、旦那の浮気に嫉妬し、煩悶する美しく艶めかしい妻…。次女セリーヌ(カリン・ヴィアール)は、体が不自由になり口の聞けない母親のもとへ一人通い、世話をする。そこに魅力的な若い男性が現れるが、男性恐怖症の彼女はその男性との関係を上手くすすめられない。大学教授と不倫関係にあった三女のアンヌ(マリー・ジラン)は突然別れを告げられる…。

映画は、どうしてここまで“男”とうまくいかないのか――三者三様の悩める姿を描いてゆきます。その背景には、子どもの頃の両親の離婚と、そのときの“事故”が原因であったことが明らかにされますが……。

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在日米軍基地再編、日本負担は3兆円に!

沖縄の米軍海兵隊のグアム移転経費について、日本負担が60億9000万ドルで合意したばかりですが、米国防副次官が記者会見し、在日米軍再編の経費全体では日本が260億ドル(2兆9800億円)になるとの試算を公表。米側負担は、海兵隊グアム移転にかかわる40億ドルのみ。

基地再編は2012年までに完了するとの予定なので、1年あたりでは約5000億円。これは、現在の「思いやり予算」(2006年度、2326億円)の2倍以上にのぼる額です。

在日米軍再編 日本負担 計260億ドル 米側試算 米は40億ドルのみ(西日本新聞)
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すべての外国首脳が「中国、韓国はおかしい」と批判? 小泉首相の問題発言

小泉首相が、「外国の首脳はすべて私の言っていることを理解している。『小泉さんは正しい』『中国、韓国はおかしい』と言っている」として、中国、韓国を批判。

しかし、本当にすべての外国首脳が「中国、韓国はおかしい」と発言したのでしょうか? なかなかそんなことは考えにくいのですが、もし本当にそうなら、政府・外務省はその証拠を示す必要があります。

たとえば、2004年12月に来日したドイツのシュレーダー首相は、小泉首相との会談で「中国、韓国はおかしい」と言ったのでしょうか? 今年2月にはシュタインマイヤー外務大臣が訪日していますが、ドイツの外相が小泉首相の靖国参拝に理解を示したのでしょうか?

すべての外国首脳が「中国、韓国はおかしい」と言っている、という発言が、もし立証されないとなれば、それは、小泉首相の毎度の「放言」ということではすみません。嘘デタラメで中国、韓国を侮辱したうえ、世界に向かっては「日本という国には外交の信義がない」ということを示す大失態です。絶対に曖昧にできない大問題。国会やメディアの追及を期待します。

首相、靖国参拝で「中国、韓国はおかしい」(産経新聞)
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