勤労者世帯の消費支出、4カ月連続前年比マイナスに

4月の家計調査が発表されました。勤労者世帯では、1カ月の消費支出が前年同月比で実質4.3%減。これで今年に入って4カ月連続のマイナスになりました。

「雨が多くて夏物衣料が売れなかった」などとの分析もありますが、注目すべきは可処分所得が実質で4.8%減だったこと。可処分所得が減れば、特別な事情がない限り、消費が減っていくのは当然です。

4月のサラリーマン消費支出、実質4.3%減(日経新聞)

4月のサラリーマン消費支出、実質4.3%減
[NIKKEI NET 2006/05/30 08:39]

 総務省が30日発表した4月の家計調査(農林漁家世帯を含む)によると、勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯当たりの消費支出は34万1086円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比4.3%減少した。前年同月を下回るのは4カ月連続。また実際に支払った金額を示す名目では3.9%減少した。税金や社会保険料の支払いなど非消費支出を実収入から差し引いた可処分所得は実質4.8%減少した。
 同時に発表した全世帯の1世帯当たりの消費支出は31万2872円となり、実質で前年同月比2.0%減少した。前年同月を下回るのは4カ月連続。名目では1.6%減だった。〔NQN〕

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