「分祀」で問題は解決しないのだが(2)

与謝野経財相も、A級戦犯「分祀」に期待を表明。

前にも書いたとおり、A級戦犯を「分祀」したからといって問題が解決するわけではないのですが、こういう論議が起こってくるところに、靖国派の行き詰まりが現われているということです。

「みんなで参れる施設に」経財相が靖国分祀論に言及(朝日新聞)

「みんなで参れる施設に」経財相が靖国分祀論に言及
[asahi.com 2006年06月02日10時51分]

 与謝野経済財政相は2日午前の記者会見で、A級戦犯を合祀(ごうし)している靖国神社について「宗教法人だから国の干渉を受けないと主張している。半ば当然のことだ。一方、国の唯一の慰霊施設だとの主張もされている。二つの主張が同時に成立するのは非常に難しい」と語った。A級戦犯の分祀(ぶんし)も含めて神社が自主的に判断すべきだとの考えを示したものだ。
 与謝野氏は「皇族の方であれ、政治家であれ、一般国民であれ何のためらいもなくお参りに行けるようにする。靖国神社の自主的な判断に委ねるしかない」と主張。併せて、終戦記念日の全国戦没者追悼式に言及し、「武道館で行われる慰霊祭で、国家行事としては完結していると考えるのが自然だ」とも語った。
 靖国神社側は従来、分祀について「神社祭祀(さいし)の本義から考えてありえない」と主張している。

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