“身内の話”ということで話題の、『論座』7月号の西村正雄氏(元日本興業銀行頭取、安倍晋三氏の叔父にあたる)の論文を読んでみました。
もちろん立場の違うところもありますが、なるほどと思う指摘もたくさんあります。たとえば
- 一国の総理が人気投票的に選ばれてはならないという指摘。
- 「小泉総理自身に『経世済民』の思想が欠落しているのではないか」という指摘。
- テレビなどでは「強い日本」を煽る「ナショナリスティックな政治家がもて囃される傾向がある」が、「偏狭なナショナリズムを抑えるのが政治家に課せられた大きな使命」だという指摘。
- 戦争体験者の語った真相、経験を「戦争を知らない次の世代に伝えることが私の人生最後の役割と考えている」と述べておられること。
そのなかで、「アジア外交の再構築を」として、首相の靖国神社参拝問題について、靖国神社のあり方にまでたちいって、次のように、きっぱりと批判されていることがとくに印象に残りました。
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