財界人からの直言

“身内の話”ということで話題の、『論座』7月号の西村正雄氏(元日本興業銀行頭取、安倍晋三氏の叔父にあたる)の論文を読んでみました。

もちろん立場の違うところもありますが、なるほどと思う指摘もたくさんあります。たとえば

  • 一国の総理が人気投票的に選ばれてはならないという指摘。
  • 「小泉総理自身に『経世済民』の思想が欠落しているのではないか」という指摘。
  • テレビなどでは「強い日本」を煽る「ナショナリスティックな政治家がもて囃される傾向がある」が、「偏狭なナショナリズムを抑えるのが政治家に課せられた大きな使命」だという指摘。
  • 戦争体験者の語った真相、経験を「戦争を知らない次の世代に伝えることが私の人生最後の役割と考えている」と述べておられること。

そのなかで、「アジア外交の再構築を」として、首相の靖国神社参拝問題について、靖国神社のあり方にまでたちいって、次のように、きっぱりと批判されていることがとくに印象に残りました。
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単純計算…

取締役が4人増えて役員報酬が7億円増えたというのですから、取締役1人当たりの報酬は1億7500万円という計算になります。それが11人いるわけだから、単純計算すると、1億7500万円×11人=19億2500万円で、役員報酬の必要額は19億円あまり。ところが、日産が実際に支払った役員報酬は25億円強。ということで、約6億円の差が残ります。

まあ、言うまでもないことですが、1人当たり役員報酬が平均約2億3000万円だからといって、カルロス・ゴーン氏が同じだけしかもらっていないというのはあまり考えられません。

つまり非常に単純でおおざっぱに考えれば、ゴーン氏が、1億7500万円+6億円(要するに、合計で7億円?8億円)もらっている、という計算が成り立つのですが、はたして実際はどうなんでしょう? 一人で10億円もらっているという説もありますが、こうやって考えると、それもあながちデタラメとは思われません。

日産の役員報酬、ダントツの1人平均2億2972万円(読売新聞)
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教基法改悪反対集会に来ています

教育基本法の改悪を許すな! 6・7国民集会(日比谷野音)

日比谷野音で開かれている「教育基本法の改悪を許すな!6・7国民集会」に来ています。

教育基本法の改悪法案は、恐らく秋(自民党の総裁選後)の臨時国会に持ち越されるでしょう。だから、それまでの時間、この改悪法案の正体を徹底的に明らかにして反対の世論を広げよう!

いま共産党の志位委員長がそう訴えています。

集会の後は国会までのデモ行進です。心配された夕立もなさそうです。頑張って、最後までデモ行進してきます。

史料の返還

日本の植民地支配の時代に入手された「朝鮮王朝実録」が、東大からソウル大学に寄贈されることになりました。韓国国内では「寄贈」か「返還」かで論議があるようですが、何にせよ、戦時や植民地支配下で手に入れた資料をもとの国に返還しようというのは、世界的な流れです。日露戦争時に持ち帰った渤海国の石碑「鴻臚井碑(こうろせいひ)」の返還も、ぜひ実現してほしいと思います。

東大所蔵の朝鮮王朝実録、ソウル大に寄贈へ(朝日新聞)
皇居に1世紀眠る「渤海国の石碑」、中国で返還求める声(朝日新聞)
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職場のセクハラ増加中…

宮城労働局によれば、2005年度のセクハラ被害相談は139件で、2年間で2倍以上に。
セクハラで一番多いのは、上司が職場や酒席、出張などの場で体を触ったり抱きついたりするというもの。あ〜、情けない…

職場のセクハラ2年で2倍に 宮城労働局調査(河北新報)
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