「男女共同参画白書」2006年版を見ていて気づいたこと。
全体版20ページの第1-特-21図「雇用形態の内訳別年齢階級別雇用者比率(女性)」です。こう書くと難しいですが、要するに、年齢別に、働いている女性がどれぐらいの割合を占めているを、正社員、パート・アルバイト、その他に分けて、グラフにしたものです。
全体として、働いている女性の割合(雇用者比率)が上がっているのはよいのですが、1982年と2002年を比べてびっくりするのは、20?25歳を中心に、正社員の比率がぐっと減っていること。かつてはほとんど正社員だったのに、いまはパート・アルバイトが大きく増えているのが分かります。他の年齢でも、全体として働く女性の割合が増えているのに、正社員の比率はほとんど変化していません。要するに、若い世代では正社員の比率が減り、他の世代でも、働く女性が増えたのはほとんどパート・アルバイトだということです。
これって、女性が働きやすい環境の整備が、実はそれほどすすんでない、ということを示しているのではないでしょうか?
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