242万円の利益を得ていた

日銀の福井総裁が村上ファンドに1000万円を投資していた問題で、運用益が総額で1473万円にのぼっていること、さらに、5年前に242万円の運用益を受け取っていたことが明らかに。

これまで国会で「途中で自分の利益として手にしたことはない」と答弁していたのが、事実と異なっていたことが明らかになったわけです。日銀総裁がこういうごまかしをやったということ自体が大きな問題ではないでしょうか。日銀の信用というのは、もっと厳格なものだと思います。

投資は2231万円に増える(NHKニュース)

投資は2231万円に増える
[NHKニュース 6月20日 18時26分]

 日銀の福井総裁は、村上ファンドに投資していた問題で20日、国会に資料を提出し、7年前に投資した1000万円が、去年末の時点では2231万円に増えていたことを明らかにしました。
 日銀の福井総裁は、民間の研究所の理事長をしていた7年前に、村上ファンドに1000万円を投資し、総裁就任後も続けていたのは問題だと指摘され、国会の求めに応じて20日、投資の内容について資料を提出しました。それによりますと、投資した1000万円は運用益が出て、去年末の時点で2231万円に増えていました。
 一方、福井総裁は、運用によって得られた利益は次の投資にまわしていたため途中で自分の利益として手にしたことはないと、国会の質疑などで説明していましたが、20日提出された資料では、平成13年に242万円の利益を実際に得ていたことがわかりました。これを去年末の残高に加えますと、1000万円の投資に運用益を加えた総額は、2473万円に増えた計算になります。また、福井総裁は、総裁に就任する前に社外取締役を務めるなどした5つの大手企業の株式あわせて3万5000株を先月末の段階で保有していることも明らかにしました。
 福井総裁が明らかにした内容について、衆議院の財務金融委員会は理事懇談会で協議した結果、22日に委員会を開いて質疑を行うことを決めましたが、野党側は、福井総裁が242万円の利益を得ていたことで、投資は利殖目的だった疑いが強まったとしており、質疑の中で福井総裁の考えをただすことにしています。
 また日銀の福井総裁は、午後5時から記者会見し、みずからの月々の報酬の30%を向こう6か月間、返上するとともに、村上ファンドに投資した資金は元本の1000万円とその運用益すべてを寄付し、みずから所得としないことを明らかにしました。

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