2カ月連続、内部被曝事故 青森・六ヶ所村核燃再処理工場

青森県六ヶ所村の核燃再処理工場で、試料分析の作業員が微量の放射性物質を吸い込む事故が、2カ月連続で発生。

1度なら事故ですむかもしれないけれど、2カ月連続となると、「残念です」ではすまないのでは。

使用済み核燃料再処理工場で体内被曝の恐れ 六ケ所村(朝日新聞)
青森の再処理工場で作業員が体内被ばく(NIKKEI NET)

使用済み核燃料再処理工場で体内被曝の恐れ 六ケ所村
[asahi.com 2006年06月24日21時15分]

 日本原燃は24日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で、協力会社の男性作業員(19)が体内に放射性物質を取り込み、被曝(ひばく)した恐れがあると発表した。作業員は、工場内の診療所で血液検査など医師の診断を受けたが、健康に異常はないという。
 原燃によると、作業員はこの日午前中から、放射線管理区域内にある試料を分析する建物で、使用済み核燃料を切断して溶かした溶液を焼き付けた小皿を、測定装置で計測していた。昼前に部屋を出る際、手袋と靴底から放射性物質が検出された。体への汚染を調べたところ、鼻の中から放射線のα線が0.7ベクレル測定された。体内への被曝は排泄(はいせつ)物の検査結果まで確定できない。
 同工場では5月下旬にも、同じ建屋で1人が体内被曝する事故が発覚したばかり。事故が続いたことについて、再処理工場技術部の村井健志副部長は、記者会見で「非常に残念です」と話した。

青森の再処理工場で作業員が体内被ばく
[NIKKEI NET 2006/05/25]

 日本原燃は25日、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)で、試料の分析を担当していた協力会社の作業員がプルトニウムを含んだ微量の放射性物質を吸い込み体内被曝(ひばく)したと発表した。摂取量は法令で定める被曝量の5000分の1で、健康上の影響はないという。同工場での作業員の被曝は初めて。

 この作業員は19、20日に放射性物質を分析する作業をしていたという。作業服にも放射性物質が付着したのを確認しており、同社が原因を調べている。 (21:00)

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