イラン核施設空爆計画に米軍幹部が反対

米紙ニューヨーカーが、ブッシュ大統領のイラン核施設空爆計画に、米軍幹部が反対していると報道。

イラン核施設空爆計画、米軍幹部が警告「成功しない」(読売新聞)

イラン核施設空爆計画、米軍幹部が警告「成功しない」
[2006年7月3日23時11分 読売新聞]

 【ニューヨーク=大塚隆一】米誌ニューヨーカー(電子版)は2日、ブッシュ大統領が策定を命じているイランの核施設の空爆計画について、複数の米軍幹部が「おそらく成功しない」として反対姿勢を強めている、と報じた。
 最大の理由は「秘密の核施設の存在を示す証拠がつかめておらず、どこを攻撃すべきか確信が持てない」ためとしている。
 同誌によると、この米軍幹部は、核施設の所在が判明したとしても、空爆に踏み切れば<1>国際世論の反発など政治的波紋<2>原油価格高騰など経済的影響<3>イラク駐留米軍への報復など軍事的リスク――を覚悟する必要があると警告したという。
 このため、一部の米軍将校は、軍事行動に乗り出すとしても、空爆による疑惑の施設の破壊ではなく、特殊部隊を突入させ、核開発の確たる証拠をつかんで国際社会に示すことを目指すべきだと主張しているという。

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