自民党や社会党右派にCIA秘密資金

米国務省が刊行した外交史料集で、CIAが、50年代から60年代半ばにかけて、自民党有力者や社会党右派に秘密資金を提供していたことが明らかに。

さて、自民党のみなさんは、この事実の公表にどう答えるのでしょう?

CIA:日本の左派勢力の弱体化狙い秘密資金工作(毎日新聞)

CIA:日本の左派勢力の弱体化狙い秘密資金工作
毎日新聞 2006年7月19日 10時08分

 米中央情報局(CIA)が1950年代から60年代半ばにかけ、日本の左派勢力を弱体化させ保守政権の安定化を図るために、当時の岸信介、池田勇人両政権下の自民党有力者に対し秘密資金工作を実施、旧社会党の分裂を狙って59年以降、同党右派を財政支援し、旧民社党結党を促していたことが18日、分かった。
 国務省が編さん、同日刊行した外交史料集に記された。編さんに携わった国務省担当者は共同通信に対し「日本政界への秘密資金工作を米政府として公式に認めるのは初めてだ」と語った。
 米ソ冷戦の本格化や共産中国の台頭で国際情勢の緊張が高まる中、米国が日本を「反共のとりで」にしようと自民党への財政支援に加え、旧社会党の分断につながる工作まで行っていた実態が裏付けられた。日本の戦後政治史や日米関係史の再検証にもつながる内容だ。
 ニューヨーク・タイムズ紙は94年、マッカーサー2世元駐日大使の証言などを基に、CIAが自民党に数百万ドルの資金援助をしていたと報じたが、当時の自民党当局者は「聞いたことがない」としていた。(共同)

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