朝日新聞の世論調査でも

小泉首相の靖国参拝について、朝日新聞も世論調査の結果を公表。小泉首相の今回の参拝については「よかった」49%に対し「するべきではなかった」37%ですが、次期首相については「する方がよい」31%に対して「しない方がよい」47%という結果。

「安倍氏を首相に」53% 本社世論調査(朝日新聞)

「安倍氏を首相に」53% 本社世論調査
[asahi.com 2006年08月23日00時37分]

 麻生外相が自民党総裁選への立候補を正式に表明し、安倍官房長官、谷垣財務相の3人で争う構図が固まったことを受け、朝日新聞社は21日夜から22日にかけて緊急の全国世論調査(電話)を実施した。次の首相にふさわしい人は安倍氏が53%で、麻生氏14%、谷垣氏10%を引き離した。小泉首相の8月15日の参拝で注目を集める次の首相の靖国神社参拝については、「しない方がよい」が47%と「する方がよい」の31%を上回った。
 次の首相は、麻生、安倍、谷垣の3氏と「そのほかの人」の四つの選択肢から選んでもらった。自民支持層と小泉内閣支持層をみると安倍氏の支持は7割にのぼる。
 総裁選で一番議論してほしいことは「経済的な格差の是正」が32%で最多、「消費税のあり方」29%が続いた。以下、「アジア外交」15%、「地方の活性化策」12%、「憲法改正」7%の順だった。しかし、総裁選で政策をめぐる議論に「期待できそう」は24%止まり。「期待できそうにない」が60%にのぼり、安倍氏の独走でしらけムードも漂う。
 小泉首相の「8・15参拝」は「よかった」49%、「するべきではなかった」37%で肯定的な見方が多いが、次の首相の靖国参拝となると一転、反対が増える。
 次の首相の参拝反対は7月調査の60%より少ないものの、引き続き多数で、小泉首相の参拝が「よかった」という人でも2割弱が反対と答えた。次の首相に安倍氏を選んだ人では賛成(43%)が反対(37%)を上回った。一方、麻生氏を挙げる人は反対が49%、谷垣氏という人でも反対が75%と厳しい見方が多かった。
 自身の靖国参拝について明言を避ける安倍氏の姿勢を「評価する」は32%にとどまり、「評価しない」が54%と上回った。これに対し、靖国神社の非宗教法人化を軸にした「新提案」を発表した麻生氏、当面は参拝を控えると言う谷垣氏の姿勢は5割が「評価する」と答えた。
 総裁選で靖国問題を議論する必要があるかどうかでは「必要はない」は49%、「必要がある」は45%だった。
 次の首相の靖国参拝が日本のアジア外交に「悪い影響を与える」という人は64%。また、靖国神社にA級戦犯がまつられていることに「抵抗を感じない」は47%、「感じる」は41%だった。

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 〈調査方法〉 21、22の両日、全国の有権者を対象に「朝日RDD」方式で実施。対象者の選び方は無作為3段抽出法。有効回答は836人、回答率は53%。

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