8月28日、日本経団連御手洗会長が日本記者クラブで講演。
きちんと分析したいのだが、時間がないので、とりあえず貼り付けておきます。(._.)φメモメモ
「希望の国」を目指して:日本記者クラブにおける御手洗会長講演(日本経団連)
ちょいと時間ができたので、簡単にメモを追加。(09/05 21:48)
- 来年年頭に発表する予定で「希望の国」を目指すための具体的な方策として新しいビジョンを作成中。
- 「国全体の成長戦略」として、税制、教育制度など「イノベーションを継続的に実現していくシステム」の整備を要求。ここで教育制度といっているのは、インドや中国でやっているような「理工系の研究に取り組むような『天才少年』へのエリート教育」のこと(もちろん、それだけではないだろうが)。
- 企業が「県境を越えてクラスターを形成」するため、道州制の推進を主張。
- 「市場を拡大し、活躍の場を拡げる」という観点から「EPA、FTAの推進」といっそうの「規制緩和・民間開放」を要求。
- 社会保障について、将来不安をなくすと言っているが、その中心は、「給付の範囲や水準を、負担に『軸足』を置いて見直していくこと」および財源確保を口実にした消費税増税。
- 教育改革について、「高度人材、例えば技術開発を担う人材や将来の経営リーダーとなりうる人材の育成」を求めていることにも注目しておくこと。
- 活力を引き出すために「多様な労働力の活用」が必要だとして、「多様な雇用形態」を可能にする「労働法制の整備」、「実力本位で処遇する役割給」の導入などを求めている。
- 格差の拡大については、「一連の構造改革のひずみとして格差が広がっているという指摘には疑問を感じる」として、「構造改革」と格差拡大をむすびつける議論を拒否。必要なことは、「競争に敗れた者に対して、再挑戦の機会」を与えることだとしている、等々。
このほかに、最近の日本経団連の動きとして、こんなことがある。