海自艇が20ミリ機関砲10発を陸地に向けて誤射

海上自衛隊ミサイル艇が、20ミリ機関砲10発を陸地に向けて誤射する事件が発生。20ミリ機関砲の射程は4.5km、それに対し民家までの距離は2km。いまのところ被害はないそうだが、けんのん、けんのん…。

海自艇が20ミリ機関砲10発、陸へ誤射…青森(読売新聞)

海自艇が20ミリ機関砲10発、陸へ誤射…青森
[2006年9月5日23時19分 読売新聞]

 5日午後7時20分ごろ、青森県むつ市の海上自衛隊大湊地方総監部に停泊していた余市防備隊所属のミサイル艇3号(基準排水量50トン)の20ミリ機関砲から弾10発が誤射された。
 機関砲の最大射程は4・5キロで最も近い民家まで約2キロだが、青森県警によると、民家などへの被害は確認されていないという。
 海上幕僚監部によると、ミサイル艇は同日、津軽半島沖で射撃訓練をし、午後6時に入港後、機関砲の点検を行っていた。10発のうち4発は実弾、4発は訓練弾、2発はえい光弾だった。海幕は原因究明のため、5日夜、監察官を長とする調査チームを現地に派遣した。
 同総監部近くに住む住民は、「ババババンという機関銃のような大きな音が聞こえた」と話していた。
 海自では、1999年2月、舞鶴基地(京都)に停泊中の護衛艦「はるな」で、砲術担当の隊員が高性能機関砲に実弾2発を故意に混入させて発射させている。

追記:
弾丸は民家から6メートルの林の松に命中していました。

弾痕、民家まで6メートル=樹木の枝折れ、貫通も?海自機関砲誤射・青森(時事通信)

弾痕、民家まで6メートル=樹木の枝折れ、貫通も――海自機関砲誤射・青森
[時事通信 9月7日0時1分更新]

 海上自衛隊大湊地方総監部(青森県むつ市)でミサイル艇から20ミリ機関砲の実弾など10発が誤射された問題で、同総監部は6日、一般民家から約6メートルしか離れていない樹木に弾の跡があったことを明らかにした。
 防衛庁の海上幕僚監部と同総監部によると、誤射現場の南西700?1000メートルの間にある同総監部敷地内の樹木に弾痕が6カ所あったほか、枝が折れた跡が3カ所、貫通した跡が1カ所見つかった。
 同総監部西側には、国道338号を挟んで住宅地が広がっている。同総監部などは、弾痕に最も近い付近の民家144戸を訪問。不在だった民家を除く137戸で、被害がなかったことを確認した。

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