NTT東日本で、IP電話がつながりにくくなるトラブルが発生。
IP電話といっても、050-で始まるやつではなく、従来の電話番号がそのまま使えるという「ひかり電話」で起きたトラブルのようです。NTT東日本は「混雑が解消すれば状況は改善する見通し」とコメントしていますが、早い話が「打つ手なし」ということでは?
NTT東のひかり電話でトラブル,通話集中でつながりにくく:ITpro
NTT東のひかり電話でトラブル,通話集中でつながりにくく
[ITpro 2006/09/19]NTT東日本の光回線を使うIP電話サービス「ひかり電話」が,午前9時ごろからつながりにくい状況が続いている。影響は同社が管轄する全域の1都1道15県に及ぶ。
障害の原因は連休明けで一時的に通話が集中したこと。ひかり電話網全体の停止を防ぐために通話量を制御した結果,ふくそうが発生。一部の通信の接続要求が遮断され,つながりにくい状態となった。
NTT東日本によると,機器の障害などではないため混雑が解消すれば状況は改善する見通し。ただし,14時50分時点では特に変化は見られないという。NTT東日本のひかり電話の契約回線数は6月末時点で約73万。(島津 忠承=日経コミュニケーション)
NTT東日本によれば、連休明けで通話が集中したということですが、実際には、自動的に通話量の規制がおこなわれ、そこで輻輳が発生したそうです。そして、その後も輻輳が解決しないというのは、システムの問題ではないでしょうか?
“電話はいつでもちゃんと通じる”という常識がIP電話化で壊されるという不安が、いよいよ現実の問題になってしまったのかも知れません。