新司法試験の初の合格者が発表に。合格者は1009人で、平均の合格率は48%。
合格率が高いのは、50人以上受験した大学院でいえば、一橋83%、東大71%、京大67%、神戸65%、慶応63%、中大55%というところ。明治45%、関学44%、同志社40%あたりはぎりぎり何とかなるとして、法政37%、関大36%、立命館26%あたりは大変かも…。
新司法試験合格者は1009人 1位は中大の131人(朝日新聞)
新司法試験合格者は1009人 1位は中大の131人
[asahi.com 2006年09月21日21時11分]法科大学院(ロースクール)の修了者が受験する「新司法試験」の初の合格者が21日、発表された。受験者2091人(途中退席の4人を含む)の48%に当たる1009人が合格した。法科大学院修了が受験条件だったとはいえ、合格率が2?3%程度だった旧司法試験と比べると門戸は広がった形だ。一方、合格者数ゼロが4校に上るなど法科大学院間の格差が鮮明になった。
今年度の受験者は、04年に開設された法科大学院の1期生のうち、「法学既修者向け」の2年コースの修了者。法学未修者向けの3年コースの修了者は受験していない。
大学別の合格者数では中大が131人で1位。旧試験で1位だった早大は、3年コースが主力で、今年は19人しか受験しなかったこともあり、トップ10から消えた。
一方、合格者ゼロは東海、京都産業、神戸学院、姫路独協の4校。
合格者の平均年齢は28.87歳。最高年齢58歳、最低年齢23歳。女性の合格者は228人で全体の23%。
旧司法試験も今年から5年間は新試験と並行して行われる。11月に合格発表があり、600人程度が合格する見込み。
で、こっちが大学院別の結果(朝日新聞から)
ちなみに、新司法試験の合格者については、今年はとりあえず900人?1100人程度とされていたので、全体で1009人は文字通り「予想通り」の結果。今年度については、いわゆる社会人受験で、しかも旧制度の司法試験も続いているので、旧制度でも確実に合格するという部分は、新司法試験に参入していないと考えられるので、3年制の受験が始まる来年度から、いよいよ各法科大学院の存続をかけたレースが始まります。