最近買った本

しばらく整理してませんでしたが、ここらでまとめておきます。哲学あり、歴史あり、経済学あり、小説ありで、相変わらず僕の読書傾向は不明です。(^_^;)

  • 子安宣邦『宣長学講義』(岩波書店、11月刊)
  • 伊東光晴『日本経済を問う 誤った理論は誤った政策を導く』(岩波書店、11月刊)
  • 宮島喬『移民社会フランスの危機』(岩波書店、11月刊)
  • 加藤周一『「日本文学史序説」補講』(かもがわ出版、11月刊)
  • 朝日新聞取材班『戦争責任と追悼 歴史と向き合う<1>』(朝日選書、11月刊)
  • エ・ビスコム・ラボ『WordPress サイト構築スタイルブック』(毎日コミュニケーションズ、11月刊)
  • 井上勝生『シリーズ日本近現代史<1> 幕末・維新』(岩波新書、11月刊)
  • 長谷川恭男・杉田敦『これが憲法だ!』(朝日新書、11月刊)
  • 門倉貴史『ワーキングプア』(宝島社新書、11月刊)

とりあえず、ここまでが11月刊行分。10月以前刊行分は続く…。

  • 工藤晃『経済学をいかに学ぶか』(新日本出版社、10月刊)
  • 水林彪『天皇制史論』(岩波書店、10月刊)
  • 読売新聞戦争責任検証委員会『検証 戦争責任II』(中央公論新社、10月刊)
  • 二宮厚美『ジェンダー平等の経済学』(新日本出版社、10月刊)
  • A・アンダーソン『ハンガリー1956』(南塚信吾監訳、現代思潮新社、10月刊)
  • 筒井清忠『二・二六事件とその時代』(ちくま学芸文庫、10月刊)
  • 中野麻美『労働ダンピング』(岩波新書、10月刊)
  • 大庭健『善と悪 倫理学への招待』(岩波新書、10月刊)
  • 宇田川武久『真説 鉄砲伝来』(平凡社新書、10月刊)
  • 佐々木力『21世紀のマルクス主義』(ちくま学芸文庫、10月刊)
  • 樋口康彦『「準」ひきこ森』(講談社プラスアルファ新書、10月刊〉
  • 奥村宏『株のからくり』(平凡社新書、10月刊)
  • 乾彰夫編『不安定を生きる 日英比較 フリーター・ニート・失業』(大月書店、10月刊)
  • 村井邦彦『マルクスのアクチュアリティ マルクスを再読する意味』(新泉社、10月刊)
  • 小林研一郎『小林研一郎とオーケストラへ行こう』(旬報社、10月刊)
  • ルル・ワン『睡蓮の教室』(鴻巣友季子訳、新潮社、10月刊)
  • エーリッヒ・ケストナー『飛ぶ教室』(丘沢静也訳、光文社古典新訳文庫、9月刊)
  • 工藤庸介『ショスタコーヴィチ全作品解読』(東洋書店、9月刊)
  • 黒野耐『帝国陸軍の〈改革と抵抗〉』(講談社現代新書、9月刊)
  • 明石一紀『古代・中世のイエと女性――家族の理論』(校倉書房、9月刊)
  • 宮地正人・佐藤信・五味文彦・高埜利彦編『新体系日本史1 国家史』(山川出版社、8月刊)
  • 宮田律『中東イスラーム民族史 競合するアラブ、イラン、トルコ』(中公新書、8月刊)
  • 根井雅弘『物語 現代経済学』(中公新書、7月刊)
  • R・P・ファインマン、S・ワインバーグ『素粒子と物理法則』(ちくま学芸文庫、6月刊)
  • 陳舜臣『孫文』(上下、中公文庫、3月刊)
  • オルハン・パムク『雪』(和久井路子訳、藤原書店、3月刊)
  • スティーブン・ワインバーグ『電子と原子核の発見』(ちくま学芸文庫、2月刊)
  • ローレル・E・ファーイ『ショスタコーヴィチ ある生涯』(藤岡啓介、佐々木千恵訳、アルファベータ、2005年3月刊)

ここから下は古本で買ったもの。

岡光雄訳の『自然辯證法』は、戦前の岩波文庫版『自然辯證法』を受け継いで、戦後に改訳、刊行されたもの。戦後のマルエン全集、国民文庫、岩波文庫の『自然の弁証法』がテーマ別編集になっているのにたいし、執筆年代順の編集になっていて、「歴史の中で」エンゲルスの自然弁証法研究をあとづけるには便利。どちらも、リャザノフの解題付き。この解題は一読の価値あり。

『21世紀のマルクス主義』は、東大教授・佐々木力 ((最近、大学である事件を起こされたとの噂を聞きましたが、いったいどうなったんでしょう。))氏の「トロツキスト」 ((言葉のもっとも厳格な意味での、つまりトロツキー信奉者という意味での「トロツキスト」))宣言。しかし、ぱらぱら読んでいると、あっちこっちで亡くなられたソ連研究者の渓内謙氏を天まで持ち上げているのですが、その合間、合間で、渓内先生は自分のことをこんなふうに評価していてくれたというエピソードを混ぜ込んでいて、それで自分を権威づけようという魂胆が見え見え。およそ学問研究とは無縁の書物で、読んでいて気持ち悪くなってきました。しかも、トロツキー絶対だから、内乱と干渉戦争の時代――レーニンのいわゆる「もっとも荒れた時代」について、何の批判もありません。これでは、これからの時代に通用しないことは明らかです。

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