今年は、新しい本を買うことよりも、これまで買った本を読むことにエネルギーを注ぎたいと思っています。そうはいっても待ってくれないのが、理論・イデオロギー分野の宿命ですが、なるべく精選していくつもりです。
ということで、最近買った本は、これまでよりちょっと少なめです。
- 田原総一郎責任編集『オフレコ! 別冊 昭和史のカラクリ』(アスコム、2007年1月)
- 浜林正夫『ナショナリズムと民主主義』(大月書店、2006年12月)
- 纐纈厚『「聖断」虚構と昭和天皇』(新日本出版社、2006年12月)
- 小関隆『プリムローズ・リーグの時代』(岩波書店、2006年12月
- 阿部謹也『ヨーロッパを見る視角』(岩波現代文庫、2006年12月、親本は1996年刊)
- 鈴木正俊『経済データの読み方 新版』(岩波新書、2006年12月)
- 牧原憲夫『民権と憲法 シリーズ日本近現代史<2>』(岩波新書、2006年12月)
- 鈴木光司『なぜ勉強するのか?』(ソフトバンク新書、2006年12月)
- 陳凱歌(刈間文俊訳)『私の紅衛兵時代』(講談社現代新書、2006年12月)
- 後藤道夫『戦後思想ヘゲモニーの終焉と新福祉国家構想』(旬報社、2006年11月)
- 尾木直樹『新・学歴社会がはじまる』(青灯社、2006年11月)
- 井上勝生『開国と幕末変革<日本の歴史 18>』(講談社、2002年)
- 武市健人『ヘーゲル論理学の体系』(こぶし書房、1995年、原著は1950年、岩波書店刊)
- 近藤都登『トップクォークの発見』(丸善サイエンスブレイク6、1996年)
以下は古本で手に入れたもの。
- ヘーゲル(長谷川宏訳)『自然哲学』(作品社、2005年)
- 服部春彦、谷川稔編著『フランス近代史』(ミネルヴァ書房、1993年)
- 莫言(井口晃訳)『赤い高粱<続>』(現代中国文学選集12、徳間書店、1990年)
- ジャン・ロム(木崎喜代治訳)『権力の座についた大ブルジョアジー』(岩波書店、1971年)
- 鎌田武治『古典経済学と初期社会主義』(未来社、1968年)
- 経済学史学会編『「資本論」の成立』(岩波書店、1967年)
1冊目は、「富田メモ」について、半藤一利氏が詳しく語っています。3冊目は大学院時代の先輩の新著。4冊目は同じく大学院時代の後輩の新著。2冊目の浜林さんの本に続く時代(19世紀後半?20世紀初頭)のイギリス政治史を扱っています。5冊目は、阿部「世間」論のいちばん基本になる本ですが、解説を安丸良夫先生が書かれているので思わず買ってしまいました。古本で買った、服部・谷川編の『フランス近代史』と『権力の座についた大ブルジョアジー』の2冊は、1848年革命の勉強のため。