すき家、アルバイト全員に残業代割増分を支給

牛丼チェーン店「すき家」が、アルバイト全員約6000人にたいして、残業代割増分の不払いを是正したことが明らかになりました。

すき家

「すき家」といえば、一方的に解雇されたアルバイト青年6人が「すき家ユニオン」を結成したことで知られていますが、そうした中で、月175時間を超えたときだけ残業代割増分を支払うという違法な支給方法をとっていたことが判明。ゼンショー側は、「手続きミス」「変形労働制の変更」などと言っていますが、残業代は、1日8時間を超えて働かせたときには必ず支払わなくてはなりません。

バイトに残業代割増分支給 牛丼チェーン店「すき家」(東京新聞)

バイトに残業代割増分支給 牛丼チェーン店「すき家」
[東京新聞 2007年01月09日 17時45分]

 牛丼チェーン店「すき家」が、アルバイトに対して従来は1カ月の労働時間が一定以上に達するまで支給していなかった残業代の割増分を、昨年11月分の給与から通常通り支給し始めたことが9日、分かった。バイトらでつくる労働組合「すき家ユニオン」が同日、発表した。
 同ユニオンは「われわれの追及によって法律通りに支払われるようになった」としているが、すき家を経営する「ゼンショー」(東京)は「1カ月単位で計算する変形労働時間制から、1日単位で計算する方法に変えただけ」と説明している。
 ユニオン側は「時給で働くバイトに変形労働時間制は不自然だし、就業規則に何も書かれていない。交渉の過程で会社は計算方法に誤りがあったことも認めており、理解できない説明だ」としている。(共同)

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