経済同友会が「イノベーション戦略」を公表

経済同友会「日本のイノベーション戦略委員会」が、「日本のイノベーション戦略?トップがコミットし、自ら実行すべし?」を公表。

「日本の中に危機意識が足りない」という危機意識(?)に立って、「開かれた社会をつくる」、「多様性のある社会をつくる」、「夢のある社会をつくる」をキーワードに「イノベーション」を目ざそうというもの。グローバリズムの時代に、このままでは日本の国際競争力が低下してしまう、という危機意識と、景気回復で危機感が薄れたり、格差拡大を批判する世論が広がったのに乗じて、「抵抗勢力」が巻き返しをねらっている、という構図をえがきだして、安倍政権にたいして、「開かれた社会」という名目でいっそうの「規制緩和」を、「多様性のある社会」をめざすとして「教育改革」の推進を要求。

日本のイノベーション戦略(経済同友会)

同時に、各企業のイノベーションの成功例を紹介しているが、そこで何がねらわれているのか、じっくり読んでみる必要がありそう。
それから、国家が挑戦した事例として、フィンランドの事例が紹介されている。構造改革路線に反対する側でも“フィンランド”ブームだけれど、「改革推進」派も“フィンランドに学べ”と言い出したとは…。

ともかく、ていねいに読んでみる必要がありそう。

それから、こちらは日本経団連御手洗会長がおこなった御手洗ビジョンについての講演。
「希望の国、日本」の実現に向けて?内外情勢調査会における御手洗会長講演? (2007-01-25)

そういや、「希望の国、日本」のパンフレット、まだ買ってなかったなぁ…。

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