UNICEFの調査によると、「自分は孤独であると感じる」という子ども(15歳)の比率は、日本が29.8%の第1位。
OECD加盟25カ国の平均は7.4%で、2位はアイスランドの10.3%というから、ほんとに断トツ、ぶっちぎりの第1位ですねぇ。15歳というと、中学3年か高校1年。35人のクラスで、10人か11人が「僕は孤独だ…」と思っている訳で、考えてみるとちょっと恐ろしいかも…。
日本の子供は先進国でずば抜けて「孤独」…幸福度調査(読売新聞)
日本の子供は先進国でずば抜けて「孤独」…幸福度調査
(2007年2月14日20時54分 読売新聞)【ジュネーブ=渡辺覚】国連児童基金(ユニセフ)は14日、先進国に住む子どもたちの「幸福度」に関する調査報告を発表した。
それによると、子どもの意識をまとめた項目で、「孤独を感じる」と答えた日本の15歳の割合は、経済協力開発機構(OECD)加盟25か国29.8%と、ずば抜けて高かった。日本に続くのはアイスランド(10.3%)とポーランド(8.4%)だった。
また、「向上心」の指標として掲げた、「30歳になった時、どんな仕事についていると思いますか」との質問に対しては、「非熟練労働への従事」と答えた日本の15歳の割合は、25か国中最高の50.3%に達した。
また日本は、親が働いていない家庭の割合が、先進国中で最も少ない0.4%。ところが、平均収入の5割を下回る家庭に暮らす「貧困児童」の割合は、14.3%にのぼり、最悪の米国(21.7%)から数えてワースト9位となり、子どもを持つ「ワーキングプア」の家庭が相当数に達していることが分かった。
また、10冊未満の本しかない家庭の割合は9.8%で7位。「静かな勉強場所」「学習用のコンピューター」「ネット接続環境」など、教育環境の充実を象徴する8品目中、所有が6品目未満の家庭は53.3%にのぼり、ギリシャに次ぐワースト2位となった。
↓これがUNICEFのリポート(PDFファイル)
http://www.unicef-icdc.org/presscentre/presskit/reportcard7/rc7_eng.pdf