先週木曜日、今シーズン最初の日フィル定期演奏会に行ってきました。サントリーホールの工事のため、今回から、会場はオペラシティです。私の席は、3階席の正面、ほぼセンターです。
プログラムは、以下のとおり。
- シェーンベルク:ピアノ協奏曲
- バルトーク:バレエ組曲《中国の不思議な役人》
- モーツァルト:交響曲第41番《ジュピター》
指揮は、日フィル正指揮者の沼尻竜典氏、ピアノは児玉麻里さんです。
前半2曲は、湿疹のかゆみによる寝不足と処方されている抗ヒスタミン剤のため、爆睡。中国の怪しい役人の大音量をもってしても、眠気には勝てませんでした。
休憩を挟んで、後半は、うってかわってモーツァルト。今シーズンの定期演奏会では、毎回、モーツァルトの交響曲が1曲、プログラムに組み込まれていて、シーズン通して、後期の交響曲の全体が楽しめるという仕かけになっています。
で、そのモーツァルトですが、やや小ぶりの編成(12-10-8-6-5)で、弦の音がきれいに響いてきます。サントリーホールよりも小さくて、残響が多く、しかも高音が響くというオペラシティのホールの特性にあわせた演奏だったと思います。いつもの力演、力奏というのとはちょっと違って、日フィルらしからぬ?上品なモーツァルトでした。
会場であった友人(にして、クラシックのお師匠さん)のD井君によれば、前半2曲もなかなかの名演だったとか。新しい会場での新しいシリーズは、とりあえず、順調に滑り出したようです。