サービス残業3.4%でも大問題―イギリスの話ですが

ちょっと古いですが、イギリスでは、週10時間以上サービス残業をしている人の割合は3.4%だというニュース。たった3.4%でも、それが大問題になるのが、世界の常識。
他方、富山県だけでも昨年の不払い残業代は5億円。日本でサービス残業している人の割合を調べたら、いったい何%になることやら…。

サービス残業、英国では教職関連が最長―英調査(ITmedia News)
サービス残業が増加傾向 県議会 一般質問(北日本放送)

サービス残業、英国では教職関連が最長――英調査
[ITmedia News 2007年02月27日 07時40分 更新]

 英国では、サービス残業時間は減少傾向にあるものの、週10時間以上のサービス残業をする人がゼロになるまでには、まだ時間がかかりそうだという。

 サービス残業時間が最も長いのは教職関連――英国労働組合会議(TUC)が、英政府の調査を基にした分析結果を発表した。
 TUCによると、英国では、2006年に週に10時間以上のサービス残業をしている人は就業人口の3.4%、約84万人に上った。この比率は、2001年の4.1%から減少しているものの、週10時間以上のサービス残業を行う人がゼロになるには、このペースでは「2030年までかかる」という。
 職種別では、サービス残業時間が最も多いのは教職関連で、週に11時間6分。以下、保安関連(同10時間18分)、企業の管理職など(9時間30分)と続くが、いずれも残業時間は2001年に比べ減少傾向。一方、製図者/建築物検査官、科学者、公共サービス、事業統計関連、カスタマーケアマネジャーなどでは残業時間が増える傾向にあるという。
 TUCは、緊急時や多忙時などのある程度の超過労働については「ほとんどの社員が快く」受け入れるとしながらも、超過時間が「毎週毎週、当然のこととされるべきではない」とコメントしている。

サービス残業が増加傾向 県議会 一般質問/富山県
[北日本放送KNB News 2007年03月02日 11:32 現在]

 賃金不払い残業、いわゆる「サービス残業」が県内でも増える傾向にあることから、県は近く労働問題に関する懇話会を設置して問題解消に取り組む方針です。
 これは、2日開かれた県議会の一般質問で県側が示しました。
 藤木商工労働部長は勤労統計調査や富山労働局のまとめでは、県内企業の従業員の所定外労働時間が平均でおととしが151時間、去年は157時間だったことを報告し残業が増える傾向にあるという見解を示しました。
 また、賃金不払い残業による労働基準法違反の事業所が平成17年度には239あり、不払いの総額が5億円余りにのぼったことを明らかにしました。
 県は、労働問題懇話会を設置して、賃金不払い残業解消のための取り組みを進めることにしています。

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