安倍首相が、従軍慰安婦問題をめぐって、「自分の真意や発言が正しく報道されていない」とブッシュ大統領に泣きついたかっこうです。
しかし、河野談話を継承しているというなら、「従軍看護婦と記者はいたが、従軍慰安婦はいなかった」と発言した下村博文副官房長官の責任を問うべきでしょう。
「河野談話」を継承、首相が米大統領に電話で伝える(読売新聞)
「河野談話」を継承、首相が米大統領に電話で伝える
[2007年4月4日1時16分 読売新聞]安倍首相は3日夜、ブッシュ米大統領と約15分間電話会談し、いわゆる従軍慰安婦問題に関する1993年の河野洋平官房長官談話を継承する立場を伝えた。
首相は、今月下旬の訪米を前に、「(米国内で)自分の真意や発言が正しく報道されていない」としたうえ、「これまでの政府の立場を踏襲し、辛酸をなめられた元慰安婦の方々に心から同情し、極めて苦しい状況に置かれたことにおわびを表明している」と説明した。大統領は「率直な説明に感謝する。首相を信じているし、元慰安婦に対する日本国民の同情の気持ちを信じている」と応じた。
また、両者は、北朝鮮問題での連携を確認した。首相はイラク復興支援特別措置法の延長方針を伝え、大統領は謝意を表明した。