NHKの世論調査で、憲法9条について「改正する必要はない」が44%(しかも前年より5ポイント・アップ!!)を占め、「改正する必要がある」25%を大きく上回りました。
世論調査 憲法改正必要47%
[NHKニュース 4月10日 7時35分]NHKが行った世論調査によりますと、憲法を改正する必要があると答えた人は47%で、1年前より5ポイント近く高くなりました。
NHKは今月6日からの3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を行い、61%にあたる1177人から回答を得ました。この中で憲法改正の議論に関心があるかどうか質問したところ、「非常に関心がある」が23%、「ある程度関心がある」が51%、「あまり関心がない」が17%、「まったく関心がない」が5%でした。
次に、憲法を改正する必要があると思うか尋ねたところ、「改正する必要があると思う」が47%、「改正する必要はないと思う」が20%、「どちらともいえない」が27%で、改正する必要があると答えた人は1年前より5ポイント近く高くなりました。憲法を改正する必要があると答えた人にその理由を聞いたところ、「時代が変わって対応できない問題がでてきたから」が83%と最も多く、次いで「国際社会での役割を果たすために必要だから」が8%などとなっています。逆に、改正する必要はないと答えた人に理由を聞いたところ、「戦争の放棄を定めた9条を守りたいから」が61%、「多少問題はあるが改正するほどのことはないから」が29%などとなっています。
さらに、9条を改正する必要があると思うか質問したところ、「改正する必要があると思う」が25%、「改正する必要はないと思う」が44%、「どちらともいえない」が25%で、改正する必要はないと答えた人が1年前より5ポイント近く高くなっています。9条を改正する必要があると答えた人にその理由を尋ねたところ、「自衛力を持てることを憲法に明記すべきだから」が41%、「国連を中心とする軍事活動にも貢献できるようにすべきだから」が38%などとなっています。逆に、改正する必要はないと答えた人に理由を尋ねたところ、「平和主義を貫くことで国際平和に貢献すべきだから」が72%、「アメリカの戦争に荷担するおそれが増すから」が16%などとなっています。