先日、労働生産性をめぐる2つの記事で、日本の労働生産性がアメリカの7割しかないという記事を紹介したところですが、今日の「日経」によれば、サービス部門の活動指数は、2カ月連続の伸びを示し、1988年以来の最高を記したそうです。
でもこれがホントだとすると、サービス部門の労働生産性が低迷しているという先日の記事は、いったい何だったんでしょう?
2月の第3次産業活動指数、連続で最高更新(NIKKEI NET)
2月の第3次産業活動指数、連続で最高更新
[NIKKEI NET 2007/04/19 10:59]経済産業省が19日発表した2月の第3次産業活動指数(2000年=100、季節調整済み、速報値)は前月比1.0%上昇の110.7と2カ月連続で前月を上回り、比較可能な1988年以来の過去最高を更新した。卸売・小売業や金融・保険業、医療、福祉が上昇に寄与した。ただ、同省では基調について「ただちに上昇に転じたとは言いづらい」としている。
今回、年間補正を行い、1月の指数を前月比1.6%上昇の110.7から同0.4%上昇の109.6に修正した。修正後も1月の指数は88年以来の最高値を維持しており、2月の最高値更新は2カ月連続となる。
卸売・小売業は前月比2.4%増と3カ月ぶりにプラスとなった。半導体などの電子部品やデジタル家電、輸出用の建設用、鉱山用機械などが好調だった卸売業が3カ月ぶりに前月を上回った。小売業も引き続き好調だった。
金融・保険業は同4.1%増と2カ月連続の上昇。世界同時株安に伴う株取引の増加から証券業が大幅に伸びたため、金融業が2カ月ぶりにプラスに転じた。医療、福祉は同1.7%増と2カ月ぶりの上昇となった。〔NQN〕