みんなで力を合わせて職場と社会を変えよう! 5・20青年大集会に3300人

若者の貧困などの問題を訴える参加者=20日、東京都新宿区の明治公園で(毎日新聞)

昨日、明治公園で「5・20全国青年大集会」が開かれました。全国から3300人が集まったそうです。成功おめでとうございます。

僕はすでに青年、若者といえる歳ではないので参加はしませんでしたが、参加した知り合いは、お天気がよかったので、すっかり日焼けしていました。(^_^;)

フリーター若者らが集会、安定雇用・最低賃金アップ求める(読売新聞)
「労働状況改善を」ネットカフェ難民も訴え(日テレNEWS24)
「休み月3日」「ネットカフェ生活2年」 若者切実な声、全国集会に3300人(東京新聞)
全国青年集会:若者3千人、貧困解消訴え(毎日新聞)

フリーター若者らが集会、安定雇用・最低賃金アップ求める
[2007年5月20日20時49分 読売新聞]

 非正規雇用の増加や、賃金格差の拡大などで、働いても低収入の「ワーキングプア」と呼ばれる若者が増えているとして、安定した雇用や最低賃金の引き上げの実現などを求める集会が20日、東京・明治公園で開かれ、フリーターの若者ら約3300人(主催者発表)が参加した。
 全労連傘下の労働組合などが主催。集会ではまず、都市部を中心に、ネットカフェを宿代わりにする若者が増えている問題について、全労連などが4月中旬から約1か月間調査した結果、北海道から熊本まで全国19都道府県のネットカフェ計93店舗のうち、地方も含めた7割近くで長期滞在の若者がいたことが報告された。
 その後、非正規雇用の労働者らが発言する場が設けられ、ネットカフェを約2年間、転々としている24歳の男性は、「正社員の仕事がなく、日払いの仕事など、その日の生活で精いっぱいで、貯金もできず今は2万円しかない。病気やけがをした時が不安」と窮状を訴えた。

「労働状況改善を」ネットカフェ難民も訴え
[日テレNEWS24 5/21 1:55]

 東京・明治公園で20日、青年が労働状況の改善を訴える集会が開かれ、全国から約3000人以上が集まった。
 集会には、医療や教育現場などで働く青年のほか、ネットカフェで暮らしている青年も参加し、「家賃が払えず、部屋を解約した。住所がないと日雇いでしか働けず、部屋が借りられない。手放した生活を取り戻したい」などと発言した。
 また、集会の後には、週末でにぎわう渋谷の街を行進した。

「休み月3日」「ネットカフェ生活2年」 若者切実な声、全国集会に3300人
[東京新聞 2007年5月21日 09時46分]

 働く若者らが労働条件改善などを訴える「全国青年大集会2007」が20日、東京・明治公園で開かれ、主催者発表で3300人が参加した。低賃金で長時間働く派遣労働者やフリーター、人手不足と過密労働に悩む介護・看護職の窮状が報告され、厳しい雇用の一端が浮かび上がった。
 都内の印刷会社で営業職として働く男性(26)はこの5年、月に約100時間の残業代が一切、支払われていないという。会社側に残業代の支払いを交渉したいが、社内に(団体交渉権を持つ)組合はない。最近加入した外部の個人加入の組合を通じて交渉を考えている。
 福岡県から参加した配送業の武内在賢さん(26)も牛丼チェーンの食材配達など、午前5時から深夜まで働くが、月収は17万円前後。残業代は払われず、休みも「月に3日あればいい。上司に訴えれば、辞めろと言われるだけだ」という。
 派遣会社に登録し、倉庫の仕分け作業などをしている都内の女性(25)の月収は多くて12万円。当日になって突然、「今日は仕事がない」と言って帰されることもある。正社員になりたいが、「探しても探しても採用されない」と嘆く。
 財政破たんした北海道夕張市の男性(25)は、友人からのカンパなどを得て参加した。昨年6月、勤めていた警備会社で雇用契約の更新ができず、今年3月からパートで働きはじめた菓子工場の月収は9万円弱。休みは不定だ。街に正社員で働ける場は少なく、仕方なしに景気のいい都会に行ってしまった人は多いという。
 アルバイトの男性(24)は、都内のネットカフェでの暮らしが2年続く。当初はアパートの更新料が払えず、軽い気持ちだったが「住所がないとバイトも限定される。(普通の生活から)落ちるのは簡単だが、はい上がるのは至難」と嘆く。「所持金は2万円。病気をしたら終わり。賃貸契約の敷金や礼金の分割を認めてほしい」と訴えた。
(東京新聞・石井敬、佐藤直子)

全国青年集会:若者3千人、貧困解消訴え
[毎日新聞 2007年5月21日 東京朝刊]

 「まともに生活できる仕事を」と20日、東京都新宿区の明治公園に約3300人の若者が参加し、全国青年集会が開かれた。参加者は最低賃金の引き上げや正規雇用の増加、貧困の解消などを訴えた。集会では「仕事の悩みはあなたのせいではない。人間らしく働きたいという声をみんなで上げていこう」などとする集会アピールを採択し、都心をパレードした。
 長時間労働や非正規雇用の増加、ネットカフェで生活する若者の出現など、若年者を取り巻く厳しい労働環境や貧困問題を訴えようと、全労連青年部や個人加盟の労働組合、青年組織などが実行委員会を作り開催した。
 若者らは偽装請負で働かされた体験や労組に入り解雇を撤回させた経験などを語り、状況の改善を訴えた。

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