中央大学経済学研究所研究叢書『現代日本資本主義』(中央大学出版部)。書店でみかけ、買ってきました。写真をのせてみても仕方ないような表紙ですが… (^_^;)
読みたかったのは米田貢「現代日本における預金保険制度の乱用と金融危機管理の失敗」という論文です(第5章)。米田先生からは、前々から、この問題で論文を書きすすめられているのはお聞きしておりましたが、実際にどんな議論を展開されているのかはうかがったことがありませんでした。ということで、じっくり読んでみることにします。
他の論文も面白そうですが、なかでも、経済学プロパーの先生方の論文に混じって、歴史の金原左門氏が「『現在』からみた戦後改革の意味」という論文を書かれているのも興味が引かれます。
【書誌情報】
書名:現代日本資本主義/編著者:一井昭・鳥居伸好/出版社:中央大学出版部(中央大学経済学研究所研究叢書42)/発行年:2007年1月/定価:4000円+税/ISBN978-4-8057-2236-7